6月11日、経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、グリーンイノベーション基金「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクトにおける浮体式洋上風力発電実証事業を実施する事業者を決定した。
急拡大が見込まれる洋上風力発電市場を獲得するためには、浮体式洋上風力発電設備を低コストに量産化する技術の確立が不可欠である。経済産業省及びNEDOでは、グリーンイノベーション基金「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクトとして、浮体式洋上風力発電の商用化を目指し、要素技術開発(フェーズ1)に加え、システム全体として関連要素技術を統合した浮体式洋上風力発電実証事業(フェーズ2)を実施する。
フェーズ2の実施に向け、2023年10月に経済産業省及びNEDOは候補区域として北海道石狩市浜益沖、北海道岩宇・南後志地区沖、秋田県南部沖、愛知県田原市・豊橋市沖の4区域を選定・公表した。2024年2月9日から3月25日にかけて、NEDOはこれら4区域を対象に事業者の公募を実施した。