3月14日、クラウドに特化したインフラとソフトウェアのプロバイダーであるOracleは、組織がサステナビリティ・イニシアティブを測定、管理、追跡し、サステナビリティ関連の新しい報告基準に準拠することを支援することを目的とした新しいソリューション、Oracle Cloud EPM for Sustainabilityの発売を発表した。
Oracleによると、新ソリューションの発売は、一般的に複数の異なる拠点や事業部門、サプライヤーやビジネスパートナーから入手する環境データを管理する必要性に組織が対処するのを支援するものである。多くの企業では依然としてこれらの情報をスプレッドシートで手作業で統合しているため分析に時間がかかり、非効率でエラーが発生しやすい状況になっているという。Oracleによると、Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management(EPM)プラットフォームの一部を構成するこの新しいソリューションは、データの追跡と共有にオラクルのワークフローシステムとツールを使用し、さらにAIと機械学習によって、より効率的にデータを記録、追跡し、そこから洞察を得ることができるという。
新ソリューションの主な機能と特徴には、IFRS、ESRS(CSRD)、GRI基準に基づくアカウント構造による異種ソースからのデータ収集、サステナビリティ・イニシアティブのリスクと機会の理解を強化するシナリオ・モデリング機能の組み込みなどがある。これは AIを活用した洞察、異常や差異に関する自動アラート、フィルタリング、ソート、可視化のためのセルフサービス機能、目的に応じたダッシュボードと自動分析、予測の作成と検証、将来のパフォーマンスを予測するための予測プランニング機能、関連する報告基準とデータを整合させ、主要な利害関係者のためのレポートを作成する機能。
【参照ページ】
(原文)Oracle Helps Organizations Effectively Manage Sustainability Initiatives
(日本語参考訳)オラクル、サステナビリティへの取り組みを効果的に管理する組織を支援