3月19日、EDPリニューアブルズ・ノース・アメリカ(EDPR NA)と少数民族所有の再生可能エネルギー開発会社ボルト・エナジー・ユーティリティーは、イリノイ州ジャージーヴィル近郊を拠点とする新しい太陽光発電プロジェクト、ヒッコリー・ソーラーパークの開発を開始するための新たなパートナーシップを発表した。
両社はまた、マイクロソフトが本プロジェクトから15年間にわたり電力と再生可能エネルギー・クレジット(REC)を購入することも発表した。
本契約は、マイクロソフトとボルト・エナジー社が開発した環境正義PPA(EJ PPA)形式を採用しており、環境不公正によって不釣り合いな影響を受け、クリーンエネルギー経済の恩恵の確保が遅れている農村部や都市部のコミュニティへのクリーンエネルギー投資に焦点を当てている。
両社によると、EJ PPAにより、ヒッコリーは、シェアリング・ザ・パワー財団が使命に沿ったプログラムに資金を管理できるよう、資金を拠出できるようになる。ボルトによって設立された同財団の使命は、クリーンエネルギー経済が生み出す機会の公平な分配を通じて、次世代の環境正義のリーダーを育成することである。
2023年、EDPR NAは、イリノイ州ブルーミントンに太陽光発電と風力発電の技術研修施設を開設し、またヒッコリーのプロジェクト管理と建設において、女性とマイノリティが経営する企業が指導的役割を果たすことを約束している。
ヒッコリーは、プロジェクトレベルのカーボンニュートラル誓約の一環として、上流の材料部品と現場での建設・操業の影響によって発生する排出量に比例したカーボンオフセットを購入し、償却する。
【参照ページ】
(原文)EDP Renewables North America and Volt Energy Utility Announce Solar Project with Microsoft Focused on Environmental Justice & Resiliency Building
(日本語参考訳)マイクロソフト、EDP、ボルト・エナジーと15年間の「環境正義PPA」を締結