CBI、気候債券レジリエンス分類法策定

2月20日、国際グリーンボンド基準策定NGO気候債券イニシアチブ(CBI)は、気候債券レジリエンス分類法(CBRT)を策定していることを発表した。本イニシアティブは、気候レジリエンス投資の強固な分類体系を確立し、適応とレジリエンス投資の定義と特定において、一貫性、透明性、体系的なアプローチを提供することを目的としている。

CBRTの策定では、CBIにレジリエンス分類法アドバイザリーグループ(RTAG)が設けられている。RTAGは定期的に会合を開き、CBRTを洗練させ、過去12ヶ月間にクライメートボンドが開発したレジリエンスの定義と概念を前進させる。2024年7月には、CBRTのプロトタイプの立ち上げを予定している。

RTAGでは、以下7つのテーマでタクソノミーを開発している。

  • レジリエントな農業食糧システム
  • レジリエントな健康
  • レジリエント・インフラストラクチャー
  • レジリエント・シティ
  • レジリエント・コミュニティ
  • レジリエントな産業と商業
  • レジリエントな自然と生物多様性

CBRTプロトタイプは、これらの投資の適格基準を提案する予定であり、分類法開発の次のフェーズでさらなる検討が行われる。CBRTと並行して、包括的な原則と方法論を概説するガイダンス文書も発表する予定。

【参照ページ】
(原文)Closing the Resilience Financing Gap
(日本語参考訳)CBI、気候債券レジリエンス分類法策定

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る