5月10日、フランスのEV充電スタートアップであるDrivecoは、オランダの年金基金運用会社APGから2億5,000万ユーロ(約365億円)の新たな資金調達を行い、フランスおよびヨーロッパにおける同社の存在感を高めることを発表した。
2010年に設立されたDrivecoは、フランスとベルギーで2番目に大きなEV用公共充電ポイント網を有している。当初はサードパーティーの充電ステーションを開発・運営していたが、2020年に自社製の充電ポイントへの移行を開始し、現在8,000基が稼働中または建設中となっている。
同社によれば、今回の資金調達は、地域プレゼンスの強化、国際展開の加速、技術革新戦略の強化という3つの戦略的方向性をサポートするもの。Drivecoは、2030年までに欧州7カ国に6万カ所以上の充電ポイントを開設し、年間120万台以上の自動車の充電を可能にし、年間300万トンのCO2排出を回避することを目指すと述べている。
【参照ページ】
(原文)DRIVECO RAISES €250 MILLION TO BECOME ONE OF THE EUROPEAN LEADERS IN ELECTRIC VEHICLE CHARGING INFRASTRUCTURE
(日本語参考訳)EV充電のスタートアップ企業Driveco、欧州ネットワーク構築のため約365億円を調達