通信大手Verizon、5回目の1,300億円超グリーンボンドを発行。再エネへ投資

通信大手Verizon、5回目の1,300億円超グリーンボンドを発行。再エネへ投資

5月9日、通信大手のVerizonは、2019年の最初のグリーンボンド発行以来、5回目となる10億ドル(約1,330億円)のグリーンボンド発行を発表した。純収益は再生可能エネルギーへの投資に限定して配分されることになる。

今回の発行は、Verizonが2月に発表した、2025年までに年間総電力消費量の50%に相当する再生可能エネルギーを調達または発電するという目標を上回るもの。同社は新しく、2030年までに100%を達成するという目標を掲げた。

また、同社は4本目のグリーンボンドの純収益の配分を完了し、全収益を再生可能エネルギー投資に充てたことを明らかにした。Verizonは、2019年以降、5つのグリーンボンド、総額50億ドル(約6,700億円)を発行し、25の仮想電力購入契約を通じて3.2GWの再生可能エネルギー予定容量を確保した。

最新のグリーンボンドでは、Wells Fargo証券と、マイノリティや女性が経営する4つの会社、CastleOak証券、L.P.、Loop Capital Markets、Ramirez & Co、Siebert Williams Shankとの提携を発表している。

【参照ページ】
(原文)Verizon issues its fifth $1 billion green bond
(日本語参考訳)通信大手Verizon、5回目の1,300億円超グリーンボンドを発行。再エネへ投資

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る