SBTi、FLAG基準改定に向け意見募集開始 Net-Zero Standard V2との整合を反映

7月30日、Science Based Targets initiative(SBTi)は、森林・土地・農業(Forest, Land and Agriculture:FLAG)基準Version 2の策定に向け、企業や関係者から実務上の知見や意見を募集すると発表した。対象企業は証拠募集(Call for Evidence)への回答やオンラインのステークホルダー会合への参加を通じて、基準改定に参画できる。会合への参加申込期限は9月8日、証拠募集は10月8日まで受け付ける。
今回の取り組みは、FLAGセクターの地域的・規制的な違いや、サプライチェーン構造、対象コモディティ、導入時の課題などを把握するための体系的なエンゲージメント・プログラムの一環である。特に、FLAGサプライチェーンで重要な役割を担う中南米や東南アジアなど、これまで十分に意見が反映されてこなかった地域の企業に参加を呼び掛けた。
SBTiは2026年6月に公表した「Corporate Net-Zero Standard Version 2.0」で、市場や企業規模、国別の分類、5年ごとの目標見直し、複数の目標設定手法、新たな実施優先順位などを導入した。FLAG基準Version 2では、これらの考え方を取り入れるとともに、GHGプロトコルの「Land Sector and Removals Standard」との整合性を明確化する方針である。
また、現行のFLAG Guidance Version 1.2に基づき目標を設定する企業についても、Corporate Net-Zero Standard V2で導入された新たな絶対削減アプローチ(Absolute Contraction Approach)や「Best Efforts Framework」を活用できるとした。
SBTiによると、現在400社超がFLAG目標を設定しており、移行リスクへの対応やレジリエンス強化、ステークホルダーおよび投資家の期待への対応を進めている。FLAG基準Version 2は、2026~2030年戦略とSBTiの基準策定手続きに基づき、12カ月超の開発プロセスを経て策定される予定である。
原文:SBTi issues call for input to inform revision of Forest, Land and Agriculture Standard
日本語参考訳: SBTiは、森林・土地・農業基準の改訂に資する意見を募集すると発表した。
関連解説記事
🔓会員登録で実務解説・実践ガイド
ESG Journalでは、実務に役立つポイントや実践ガイド(テンプレート)を紹介しています!TNFD開示や自然資本への対応が進みつつあります。ぜひこの機会に自社の実務対応を再確認してください。
🌍TNFD開示、自然資本への対応に関連する実務解説はこちら>>>
すでに登録済みの方はログイン




