IBM、クラウドコンピューティングによる排出量追跡ソリューションの提供を開始

IBM、クラウドコンピューティングによる排出量追跡ソリューションを提供開始

5月10日、IBMは、IBM Cloudワークロードに関連する温室効果ガス(GHG)排出量を追跡し、対処することを目的としたダッシュボードベースの新ソリューション「IBM Cloud Carbon Calculator」の提供を開始した。

IBMによると、新ソリューションは、ハイパフォーマンス・コンピューティング、人工知能、機械学習など、データやエネルギーを大量に消費するワークロードの利用拡大と、ESG規制や排出量報告のニーズの高まりとのバランスを取ることを企業が求めていることに由来する。

IAIを活用した新ソリューションにより、ユーザーは月、四半期、年単位を含む経時的な排出量を、場所、クラウドサービス、組織のワークストリームごとに表示・分析できる。本ツールにより、ユーザーはデータのパターン、異常値、異常値を発見し、排出量のホットスポットの特定を可能にし、排出量削減戦略のための洞察を得ることが可能。

IBMは、Cloud Carbon Calculatorは、IBMのEnvizi ESG Suiteにデータを統合する機能により、サステナビリティ報告書のニーズを満たすのにも役立つと述べている。

【参照ページ】
組織がサステナビリティー目標を推進できるよう、IBM Cloud Carbon Calculatorは温室効果ガス排出量への対処を支援

関連記事

サスティナビリティ情報開示の潮流へのリンク

ピックアップ記事

  1. SBTi、気候目標の基準設定と検証部門を分離し、信頼性を高める

    2023-9-20

    SBTi、気候目標の基準設定と検証部門を分離し、信頼性を高める

    9月13日、企業の環境サステナビリティ行動を気候変動の抑制という世界的目標に合致させることに焦点を…
  2. EU委員会、すべての金融商品にサステナビリティに関する開示を義務付けることを検討

    2023-9-20

    EU委員会、すべての金融商品にサステナビリティに関する開示を義務付けることを検討

    9月14日、EU委員会は、持続可能な金融情報開示に関するコンサルテーションを開始すると発表した。 …
  3. マース、2030年までにバリューチェーン全体で排出量半減を約束

    2023-9-19

    マース、2030年までにバリューチェーン全体で排出量半減を約束

    9月14日、スナック菓子、食品、ペットケア製品を提供するマースは、2030年までにバリューチェーン…

アーカイブ

ページ上部へ戻る