Veolia、顧客の脱炭素化を加速させる「GreenPath Zero Carbon」オファーを開始

 

3月2日、Veoliaは、自治体、第三次産業、産業界のお客様が脱炭素ロードマップを構築・実行し、現在および将来の気候問題へのビジネスモデルの適応を支援する、これまでにないグローバルオファーを開始することを発表した。本提案は、2030年までに温室効果ガス排出量を55%削減し、2050年までにカーボンニュートラルになるという欧州連合の気候変動目標の達成に直接貢献するソリューションを提供する。

本提案は、バリューチェーン全体をカバーし、顧客が最大80%の排出量を削減することを可能にする。Veoliaの水、廃棄物、エネルギーの専門分野で特定された100のソリューションのポートフォリオで構成され、そのうち80%は既存のもの(エネルギー効率、燃料転換など)、20%は革新的なもの(CCUS、グリーン水素など)である。本サービスは、グリーンパス・デジタル・プラットフォームに基づいており、お客様は、排出量、ウォーターフットプリント、生物多様性を目録化するツールを使って環境パフォーマンス全体を測定し、適切な長期的技術ソリューションを選択することができる。

Veoliaは、例えば以下のように産業界の顧客の排出量削減を支援することが可能である。

  • 生産工程の上流:再生プラスチックや低炭素燃料(回収固形燃料)などを供給
  • 生産工程:エネルギー効率の改善、化石エネルギーの代替、脱炭素・低炭素エネルギーへの転換、水消費と関連排出の削減
  • プロセスの下流:廃棄物のリサイクル、プロセスエネルギーの回収、廃水の再利用
  • 水素や二酸化炭素の回収・貯留などの主要な新興分野におけるパイロットプロジェクトを開発し、イノベーションを実現

【参照ページ】
(原文)Veolia launches “GreenPath Zero Carbon” offer to help its clients accelerate their decarbonization
(日本語参考訳)Veolia、顧客の脱炭素化を加速させる「GreenPath Zero Carbon」オファーを開始

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…
  3. 2025-3-24

    CDP、ESRS報告基準との対照表を発表

    3月18日、欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)と国際的な非営利団体であるCDPは、欧州サステナ…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る