
3月19日、欧州委員会は「欧州鉄鋼・金属行動計画」を発表し、欧州産業の競争力を維持・強化するための包括的措置を打ち出した。鉄鋼は自動車、クリーンテクノロジー、防衛など重要産業に不可欠であり、地政学的緊張の中でEUの戦略的自立にも直結する。
計画には、エネルギーコストの軽減、グリーン水素の導入促進、カーボンリーケージの防止、リサイクル目標の設定、スクラップの確保、低炭素製品への公的支援、雇用の質の確保などが含まれる。CBAM(炭素国境調整メカニズム)の対象拡大や「melted and poured」規則の導入検討も盛り込まれた。
鉄鋼・金属産業はEU域内で約260万人を雇用し、GDPのうち800億ユーロを占めている。
(原文)Commission’s Action Plan to secure a competitive and decarbonised steel and metals industry in Europe
(日本語参考訳)欧州における競争力と脱炭素化を実現した鉄鋼・金属産業の確保に向けた欧州委員会の行動計画