DOW、プラスチックリサイクルソリューションを開発するCyclyxコンソーシアムへの参加を発表

DOW、プラスチックリサイクルソリューションを開発するCyclyxコンソーシアムへの参加を発表

1月20日、Cyclyx Internationalは、DOWがCyclyxのコンソーシアムに参加したことを発表し、サーキュラーエコノミー化に向け一歩前進した。

Cyclyx Internationalは、あらゆる種類の使用済みプラスチックの革新的なリサイクルソリューションを開発するために、業界参加者とともに使用済みプラスチック原料の管理を行う企業である。Cyclyxは、先進的なケミカルリサイクルのリーダーであるAgilyx Corporationが、世界最大の化学会社の一つであるExxonMobil Chemical Companyと共同でコンソーシアム型の組織として設立した。

今回、DOWはCyclyxに加盟し、自社製品に応じてカスタマイズされた回収プログラムや、プラスチック廃棄物をベースにした循環型の原料設計等のイノベーションを共同で進める。また、Cyclyxは使用後のプラスチックの化学組成に関する広範なデータを活用し、AIと予測分析を用いてより再利用が困難なプラスチックをリサイクルに振り向けるイノベーションを追求する。

DOWのサステナビリティの歩みは30年以上前に始まり、現在では国連の「持続可能な開発目標」に沿って策定された第3世代の10年目標である「2025サステナビリティ目標」を達成し、さらに最近、気候変動とプラスチック廃棄物に特に対応するため、2030年までに100万tのプラスチックを回収、再利用、リサイクルできる追加目標を発表している。

【参照ページ】
Dow joins Cyclyx as consortium’s newest member

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 2025-8-19

    【PR】9/10 オフライン 『開示規制が変化する中でのESG評価の位置づけと実践事例』

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る