B Lab、Bコープ認証基準に関するパブリックコンサルテーション開始

1月16日、B Lab は、Bコープ認証の基準案に関するパブリックコメント募集を開始した。3月26日まで意見を募集する。

基準の最新草案は、調査、専門家へのインタビュー、Bラボの基準運営組織からのインプットに加え、2022年に行われ、1,000人以上のステークホルダーから回答を得た予備協議からのフィードバックに基づいている。詳細な内容として、企業がBコーポレーション認証を取得するために満たすべき具体的なパフォーマンス要件や、有用な用語、遵守基準、実施ガイダンスなどを共有している。

  • インパクト・トピックと呼ばれる、社会、環境、ガバナンスの各基準のトピックにわたる具体的なパフォーマンス要件
  • 企業規模、セクター、経営状況に応じてパフォーマンス要件を調整する横断的な変更
  • 継続的な改善、継続的なコンプライアンスを実証し、トピックごとの目標に対する進捗状況を共有するための、再認証時の明確で具体的なパフォーマンス要件
  • 認証取得の適格性を評価する新しいセクションである基礎要件や、インパクト・ビジネス・モデル(IBM)を有する企業を認識されやすくするための特定方法

B Labは今回初めて、改訂された基準案をインタラクティブなウェブサイトで公開し、フィードバックを収集するための統合調査も実施。これにより、企業は、それぞれの規模や状況に応じた基準の内容にアクセスし、直接フィードバックを提供することができる。

2回目の協議期間中に寄せられた意見は、次バージョンの基準に盛り込むために検討される。本意見は、B Labの基準諮問委員会と理事会に提出される。

【参照ページ】
(原文)B Lab Launches Public Consultation on the Standards for B Corp Certification
(日本語参考訳)B Lab、Bコープ認証基準に関するパブリックコンサルテーション開始

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る