WBA、2024年版SDGsトップ企業2,000社のリストを発表

1月16日、国連持続可能な開発目標(SDGs)の推進を目指す国際NGOであるWorld Benchmarking Alliance(WBA)は、2024年版のSDGsトップ企業2,000社のリストを発表した。WBAは、本リストを2020年から発表しており、今回が5年目のリリースとなる。

選出された2,000社は、86ヶ国から集められ、総売上は45兆米ドル(約6,700兆円)に達している。主要な国としては、米国が449社、中国が251社、日本が150社、英国が82社、インドが93社、フランスが78社、ドイツが75社などが挙げられる。

WBAは「SDG2000」の選出において、2019年に策定した7つの重要なトランスフォーメーション分野に焦点を当てている。これらの分野は、「社会トランスフォーメーション」「食糧・農業トランスフォーメーション」「脱炭素・エネルギートランスフォーメーション」「自然トランスフォーメーション」「デジタルトランスフォーメーション」「都市トランスフォーメーション」「金融システムトランスフォーメーション」である。企業は、売上や生産量、サプライチェーン上での影響力、発展途上国でのプレゼンス、政策アドボカシーへの影響力などから独自に判定された。

WBAのこの取り組みは、企業がSDGsの達成に向けた影響を評価し、透明性と責任を重視する動きを推進している。

【参照ページ】
(原文)World Benchmarking Alliance identifies 2,000 most influential companies globally who can help or hinder achieving the SDGs
(日本語参考訳)WBA、2024年版SDGsトップ企業2,000社のリストを発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る