2月8日、HSBCとグーグル・クラウドは、気候変動緩和とレジリエンス・ソリューションを提供する企業への融資と支援を目的とした新たなパートナーシップの開始を発表した。
新しいパートナーシップは、HSBCの気候変動技術ファイナンス専門チームとグーグル・クラウド・レディ・サステナビリティ(GCR-サステナビリティ)検証プログラムに参加する企業を結びつけ、ベンチャー融資の選択肢を探るもの。2022年に開始されたGCR-サステナビリティは、二酸化炭素排出削減、バリューチェーンのサステナビリティ改善、気候変動リスクの特定に役立つESGデータ処理など、サステナビリティプログラムや取り組みを加速するソリューションを持つ企業を紹介する。
両社によると、新たなパートナーシップは、今後2年間でGCR-サステナビリティ・プログラムのパートナー数を増やすことや、HSBCが昨年発表した、世界中の初期段階の気候技術企業を支援するために10億ドル(約1,500億円)を用意するという目標に続き、資金調達の機会を提供することなど、重要な目標を掲げている。
HSBCとグーグルは、再生可能エネルギーの買い手、アドバイザー、売り手を結びつけ、支援する再生可能エネルギー取引インフラを提供するLevelTen Energyに、同パートナーシップ初のベンチャー債権パッケージを提供することを発表した。GCR-Sustainabilityでの検証に加え、LevelTenは昨年グーグルと提携し、再生可能エネルギー電力購入契約(PPA)のための、より迅速で容易なRFPプロセスを開発した。
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HSBC Partners With Google Cloud to Grow Climate Tech Ecosystem