1月18日、 世界経済フォーラム(WEF)はテキサス州オースティンでの「信頼性技術センター」の立ち上げを発表した。本センターのミッションは、人工知能や機械学習、ブロックチェーン、仮想現実、量子コンピューティングなどの新興技術の責任ある生産と利用を促進することである。
WEFのマネージングディレクターであり、第四次産業革命センターの責任者であるJeremy Jurgensは、技術が信頼され、責任を持って使用されるようにするために、本センターが重要な役割を果たす可能性を強調した。
本センターは、公共部門と民間部門の関係者をつなぐ17のセンターからなるグローバルネットワークに加わり、リスクを最小限に抑えながら、新しいテクノロジーの利点を最大限に活用することを目的としている。DeloitteとPatrick J. McGovern財団の協力で設立された同センターは、C4IRネットワークと世界の協力者を巻き込み、国内および国際レベルでのプロジェクトや活動を通じて、責任ある、倫理的で安全な技術の普及を目指す。
戦略的優先事項には、倫理的な技術開発と利用を促進するツールやフレームワークの作成が含まれる。同センターは、国連のSDGsを推進するためのテクノロジーを導入する方法を模索する。
また、官民のテクノロジー・リーダーのための知識共有を促進し、信頼できるテクノロジーの重要性に対する認識を高めるための洞察を発表する予定である。さらに、政府、企業、学界、社会のステークホルダーを集め、倫理的で信頼できるテクノロジーのアジェンダを形成する機会も提供する予定である。
【参照ページ】
(原文)World Economic Forum Launches the Centre for Trustworthy Technology
(日本語参考訳)世界経済フォーラム、テキサス州に「信頼性技術センター」を設立