カルフール アルゼンチン、IBMのブロックチェーン技術で牛肉トレーサビリティを実現

カルフール アルゼンチン、IBMのブロックチェーン技術で牛肉トレーサビリティを実現

7月26日、Carrefour Argentinaは、商品の原産地を顧客に知らせ、食品プロセスの安全性と品質を強調するために、Huella Naturalブランドで販売される牛肉にIBMのブロックチェーン技術を利用することになったと発表した。

この技術の導入により、買い物客は食品ラベルに印刷されているQRコードをスマートフォンで読み取ることで、食品の原産地や製造工程に関する詳細な情報を見ることが可能となる。

カルフールは、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、ルーマニア、ブラジル、台湾などの国で、すでにブロックチェーンを利用している。同社は、2018年にフランスでの採用を発表して以来、食品トレーシング目的でのブロックチェーン導入の先駆者となっている企業だ。2021年には、このソリューションを衣料品にも拡大し、現在では38カテゴリーの1200以上のアイテムが新技術を用いて完全に追跡可能となっている。

【参照ページ】
(原文) CARREFOUR ARGENTINA ADOPTS BLOCKCHAIN TECHNOLOGY IN ITS HUELLA NATURAL BEEF CUTS
(翻訳) アルゼンチンのカルフール社が「Huella Natural」のビーフカットにブロックチェーン技術を採用

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る