1月17日、世界的なインパクト投資家であるBlue Earth Capital AGは、プライベート・エクイティによる気候変動インパクト戦略「Blue Earth気候戦略」の投資家コミットメントが3億7,800万ドル(約560億円)に達したと発表した。コミットメントには、ブルーアース気候成長ファンドからの3億800万ドル(約455億円)、テーラーメイドのマンデートおよび共同投資によるLPからの7,000万ドル(約100億円)が含まれる。
スイスを拠点とするBlue Earth Capitalは2015年に設立され、社会的・環境的課題への取り組みに加え、市場利回りを求めるプロの投資家向けの投資戦略を運用している。同社はスイスの非営利団体Blue Earth財団に所有されており、同財団は同社の営業利益の100%を慈善活動の支援に再投資している。
Blue Earthの気候成長ファンドは、SFDR規制の第9条に分類され、ベンチャーとバイアウトの中間に位置する北米と欧州の成長段階にある企業で、ネット・ゼロ移行の加速、気候変動に対する社会の回復力の向上、循環型経済の推進に取り組んでいる企業に投資する。
気候変動戦略では、エネルギー転換、建物とモビリティ、気候インテリジェンス、生産と消費、食料と農業の5つの主要テーマへの投資を対象としている。
【参照ページ】
(原文)Blue Earth Capital announces Climate Strategy above target at $ 378 million to invest in the ‘missing middle’
(日本語参考訳)Blue Earth Capital、プライベート・エクイティによる気候変動対策で約560億円を調達