HSBC、アパレル・インパクト・インスティテュートのファッション・サプライチェーン脱炭素化ファンドを支援

HSBC、アパレル・インパクト・インスティテュートのファッション・サプライチェーン脱炭素化ファンドを支援

12月11日、ファッションのサステナビリティに焦点をあてた非営利団体アパレル・インパクト・インスティテュート(Aii)は、HSBCが2億5000万ドル(約363億円)のファッション気候基金(FCF)のフィランソロピー資金提供者に加わったことを発表した。

ルルレモン、H&Mグループ、H&M財団、シュミット・ファミリー財団を主要出資者とし、昨年発足した本基金は、2030年までに排出量を半減させるという業界の目標を支援する行動と解決策を推進することを目的としており、特にファッション業界の排出量の大部分を占めるサプライチェーンに焦点を当てている。

HSBCは今後3年間にわたり、本ファンドに当初400万ドル(約5億円)を拠出することを約束した。また、ファンドの目的を支援するため、持続可能性と貿易金融に関する専門知識を提供することも目指している。

AIiはまた、サプライヤーが脱炭素化プロジェクトを実施するための、より手頃な資本へのアクセスを通じてインセンティブを生み出すことを目的とした新しい金融ツールの開発に取り組んでおり、ロックフェラー財団からツールの展開のための多額の助成金を得ていると述べた。

【参照ページ】
(参考記事)HSBC $4m backing for Aii Fashion Climate Fund

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. 2025-7-10

    EUタクソノミーの簡素化で企業の負担軽減へ―欧州委、報告義務緩和を採択

    7月4日、欧州委員会は、EU共通の分類基準であるEUタクソノミーに関する一連の簡素化措置を採択した…
  3. 2025-7-9

    ISSB、SASB基準の包括的見直し案を公表

    7月3日、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は、SASB基準の改訂案およびIFRS S2実…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る