12月5日、欧州の大手資産運用会社Amundiは、自然資源を保護し、食料主権を確保しつつ、より持続可能で低炭素なモデルへの移行を目指す農業・農産物セクターの欧州企業への融資を目的とした新しいプライベート・デット・インパクト投資戦略、Amundi Ambition Agri-Agro Direct Lending Europe (AAAA)の立ち上げを発表した。
新しい投資戦略は、Amundiの親会社であるCrédit Agricoleグループによる1億3000万ユーロ(約204億円)のコミットメントで幕を開ける。Crédit Agricoleグループは、気候、社会的結束、農業・農産食品の移行という重要な優先課題に焦点を当てた「社会的プロジェクト」の一環として、本プロジェクトを立ち上げた。同戦略の資金調達目標は総額7億5000万ユーロである。
新ファンドは、Amundi Real and Alternative Assetsのプライベート・デット・チームが管理する直接融資によるインパクト戦略を実施し、様々なシニア債、ユニットランシュ債、劣後債を通じて、欧州の農業・農業食品セクターの中小企業、中堅企業、協同組合の発展を支援することを目的としている。
【参照ページ】
(原文)Amundi launches a private debt investment strategy dedicated to the funding of the transition of the European agricultural and agri-food sector
(日本語参考訳)Amundi、農業に特化したインパクト投資戦略を開始