Amundi、農業に特化したインパクト投資戦略を開始

Amundi、農業に特化したインパクト投資戦略を開始

12月5日、欧州の大手資産運用会社Amundiは、自然資源を保護し、食料主権を確保しつつ、より持続可能で低炭素なモデルへの移行を目指す農業・農産物セクターの欧州企業への融資を目的とした新しいプライベート・デット・インパクト投資戦略、Amundi Ambition Agri-Agro Direct Lending Europe (AAAA)の立ち上げを発表した。

新しい投資戦略は、Amundiの親会社であるCrédit Agricoleグループによる1億3000万ユーロ(約204億円)のコミットメントで幕を開ける。Crédit Agricoleグループは、気候、社会的結束、農業・農産食品の移行という重要な優先課題に焦点を当てた「社会的プロジェクト」の一環として、本プロジェクトを立ち上げた。同戦略の資金調達目標は総額7億5000万ユーロである。

新ファンドは、Amundi Real and Alternative Assetsのプライベート・デット・チームが管理する直接融資によるインパクト戦略を実施し、様々なシニア債、ユニットランシュ債、劣後債を通じて、欧州の農業・農業食品セクターの中小企業、中堅企業、協同組合の発展を支援することを目的としている。

【参照ページ】
(原文)Amundi launches a private debt investment strategy dedicated to the funding of the transition of the European agricultural and agri-food sector
(日本語参考訳)Amundi、農業に特化したインパクト投資戦略を開始

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-1-21

    アメリカがパリ協定から離脱表明、気候変動対応も転換。

    1月20日、アメリカのトランプ大統領は、地球温暖化対策の国際枠組みであるパリ協定からの離脱を正式に…
  2. 2025-1-20

    モルガン・スタンレー等の米大手銀行がNZBA脱退。GFANZは再編を発表し資本獲得へ

    1月2日、ロイターによれば、投資銀行のモルガン・スタンレーは、ネットゼロ・バンキング・アライアンス…
  3. 2025-1-20

    Deep Sky、ビル・ゲイツ氏が設立した気候ソリューション基金から最大4000万ドルの助成金を確保

    12月18日、ケベック拠点の炭素除去プロジェクト開発企業であるDeep Skyは、ビル・ゲイツ氏が…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る