エネルギー貯蔵のスタートアップField、約370億円を調達

7月25日、蓄電池開発企業Fieldは、インフラに特化した投資マネージャーDIF Capital Partnersから2億ポンド(約370億円)の投資を受け、英国および西欧におけるグリッド規模の蓄電池プロジェクトのパイプラインを加速させることを目的とした資金調達を発表した。

エネルギー貯蔵ソリューションは、エネルギー転換の重要な投資分野として浮上している。風力や太陽光など多くの再生可能エネルギー源が断続的な発電という性質を持ち、エネルギーが無駄にならないようにしながら24時間体制でエネルギー需要を満たす必要があることから、蓄電は急速に拡大するクリーン・エネルギー転換の主要課題となっている。

2021年に設立され、ロンドンを拠点とするFieldは、蓄電池サイトの開発、建設、運営を行い、需要の少ない時間帯に発電された再生可能エネルギーを貯蔵し、需要の多い時間帯に利用できるようにしている。

同社は、英国および西欧で4.5GWhのグリッド規模バッテリー蓄電プロジェクトのパイプラインを持ち、英国では210MWhのプロジェクトが建設中または建設間近。現在グレーター・マンチェスターのオールダムで最初の20MWhサイトを運営している。

【参照ページ】
(原文)DIF CAPITAL PARTNERS TO INVEST £200 MILLION IN UK BATTERY STORAGE DEVELOPER AND OPERATOR FIELD
(日本語訳)エネルギー貯蔵のスタートアップField、2億ポンドを調達

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