ハイネケン、排出量削減のための低炭素熱ネットワークに約45億円を投資

7月27日、ハイネケンは、化石燃料への依存を減らし、排出量を削減する目的で、マンチェスターの醸造所にヒートポンプと熱ネットワークの設置のために2,500万ポンド(約45.5億円)を投資する計画を発表した。

新システムは、年産7億パイントの醸造所の天然ガス式蒸気ボイラーを電力式ヒートポンプに置き換えるもので、複数の工程から熱を吸収し、回収した熱を醸造や包装に再利用するための配給・回収パイプネットワークも含まれる。

ハイネケンによると、本プロジェクトは2024年末までに完了し、天然ガスを45%削減する見込み。2030年までに自社生産で、2040年までに全バリューチェーンでのネット・ゼロを達成するという気候変動目標をサポートしている。

システムサプライヤーであるGEAは、新しいネットワークの設計、供給、設置を行い、ハイネケンの従来のプロセス機器を変更する。

【参照ページ】
(原文)GEA SUPPLIES HEINEKEN UK WITH HEAT PUMP SOLUTION FOR MANCHESTER SITE
(日本語参考訳)ハイネケン、排出量削減のための低炭素熱ネットワークに3,000万ドルを投資

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-22

    経済産業省、企業の競争力強化を目指す「ダイバーシティ経営レポート」を発表

    4月7日、経済産業省は「多様性を競争力につなげる企業経営研究会」の議論を基に、企業価値向上につなが…
  2. 2025-4-21

    中国財政部、6億元規模の人民元建てグリーンボンドをロンドン証券取引所に上場

    4月3日、中国財政部(MOF)は、人民元建てグリーンボンド6億元分(満期3年および5年、約118億…
  3. 2025-4-18

    IFRS財団とTNFD、自然関連財務情報開示で正式に協働へ

    4月9日、IFRS財団と自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は、自然資本に関する情報開示…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る