デロイト、マサチューセッツ工科大学、ニューヨーク大学、ASUと共同でサステナビリティ・アップスキリング・プログラムを開始

デロイト、マサチューセッツ工科大学、ニューヨーク大学、ASUと共同でサステナビリティ・アップスキリング・プログラムを開始

12月4日、グローバル・プロフェッショナル・サービス・ファームであるデロイトは、MITスローン経営大学院、ニューヨーク大学スターン・エグゼクティブ・エデュケーション、サステナブル・ビジネス・センター、アリゾナ州立大学(ASU)を含む一連の学術機関との提携を発表し、米国内の15万人以上のプロフェッショナルを対象に、持続可能性、気候変動、公平性に関するスキルアップ・プログラムを拡大することを明らかにした。

デロイトによると、新しいプログラムは、コンサルティング、リスク&ファイナンシャル・アドバイザリー、税務、監査&保証の各事業で提供され、プロフェッショナルの能力とスキルを向上させ、クライアントの持続可能性、気候、衡平性の問題解決を支援することを目的としている。

デロイトは昨年、全世界の従業員41万5,000人のスキルと能力を向上させ、気候変動とサステナビリティの問題に関する専門家の熟練度を高めることを目的としたグローバル・サステナビリティ&クライメート・ラーニング・プログラムを開始した。また、クライアントをサポートし、サステナビリティ関連のニーズに対応するための能力、資産、サービスを強化するため、2021年にグローバル・サステナビリティ&クライメート・プラクティスに10億ドル(約1,470億円)を投資することを発表した。

拡大されたスキルアップ・プログラムを通じて提供される学習内容には、気候危機の背後にある科学と公平性に関するトピックを検証するNYUスターン・エグゼクティブ・エデュケーションと持続可能なビジネスのためのセンターによるライブ・バーチャル・スピーカー・シリーズ「Sustainability Simplified」、持続可能性に関連する重要な概念に関する共通言語と知識をビジネスリーダーに習得させることを目的としたMITスローン経営大学院によるライブ・バーチャル・プログラム「Sustainability Accelerator」、ASUの「Sustainability Certified」などがある。

また、ASUの “Sustainability Certified: Foundations for Business “は、自習可能なモジュール式コースを修了した参加者にESG認定証を授与するものである。

【参照ページ】
Deloitte Expands Sustainability, Climate and Equity Upskilling for its Leaders and Professionals

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る