航空機器メーカーHoneywell、スコープ3排出量目標の設定を約束

ハネウェル、スコープ3排出量目標の設定を約束

4月13日、電子制御システムや自動化機器を手掛けるHoneywellは、同社のスコープ3、すなわち全バリューチェーンの排出量に対する、科学的根拠に基づく排出量削減目標をSBTi(Science Based Targets)イニシアティブで設定することを発表した。

Honeywellは、今後2年間にわたり同組織と協力し、スコープ3排出量のさらなる定量化と適切な削減目標の設定を行う。本取り組みは、 Honeywellが昨年発表した、2035年までに事業と施設においてカーボンニュートラルを達成する目標に続く。

また、Honeywellは、米国エネルギー省(DOE)が今年初めに立ち上げた「ベター・クライメート・チャレンジ」への参加を発表した。本チャレンジは、組織がポートフォリオ全体で積極的なGHG(温室効果ガス)排出量削減目標を設定するよう呼びかける、国家官民パートナーシップである。 Honeywellは、本イニシアティブの署名企業として、2030年までにスコープ1と2のGHG排出量を少なくとも50%削減し、 10%のエネルギー効率向上を約束した。

【参照ページ】
(原文)Honeywell Strengthens Its Sustainability Commitments; Will Set Science-Based Target That Includes Scope 3 Emissions
(日本語訳)ハネウェル、続可能性への取り組みを強化。スコープ3エミッションを含む科学目標を設定。

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…
  2. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る