エネルギー大手のBPとEquinorは、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシアでの投資と事業活動から撤退すると発表した。
ロスネフチ株式の帳簿価額の減損に加えて、BPは現在約110億ドル(約1.3兆円)に上る累積為替差損から生じる多額の費用を負担する。
BPはまた、同社のバーナード・ルーニー最高経営責任者がロスネフチの取締役を直ちに辞任し、ボブ・ダドリー元最高経営責任者も辞任を発表した。
ノルウェーのエネルギー企業であるEquinorも、ロシアへの新規投資を停止し、ロシアの合弁事業から撤退する手続きの開始を発表した。Equinorのロシアにおける非流動資産は12億ドル(約1,400億円、2021年末時点)とみられており、同社は今回の決定が減損につながると述べている。
【参照ページ】
(参考記事)Equinor joins BP in exit of Russian projects
(日本語訳)BPとEquinorがロシアからの撤退を発表