BPとEquinor、ロシア事業からの撤退を発表

BPとEquinor、ロシア事業からの撤退を発表

エネルギー大手のBPとEquinorは、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシアでの投資と事業活動から撤退すると発表した。

ロスネフチ株式の帳簿価額の減損に加えて、BPは現在約110億ドル(約1.3兆円)に上る累積為替差損から生じる多額の費用を負担する。

BPはまた、同社のバーナード・ルーニー最高経営責任者がロスネフチの取締役を直ちに辞任し、ボブ・ダドリー元最高経営責任者も辞任を発表した。

ノルウェーのエネルギー企業であるEquinorも、ロシアへの新規投資を停止し、ロシアの合弁事業から撤退する手続きの開始を発表した。Equinorのロシアにおける非流動資産は12億ドル(約1,400億円、2021年末時点)とみられており、同社は今回の決定が減損につながると述べている。

【参照ページ】
(参考記事)Equinor joins BP in exit of Russian projects
(日本語訳)BPとEquinorがロシアからの撤退を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る