11月20日、サステナビリティ・データ&テクノロジー企業のESGブックは、国連グローバル・コンパクト(UNGC)に基づき、投資家や企業が企業の重要なESGトピックへのエクスポージャーを評価できるようにすることを目的とした新ツール、リスク・スコアの発売を発表した。
UNGCは、人権、労働、環境、腐敗防止に関する一連の10原則に自社の戦略や業務を一致させ、国連の17のSDGsのような広範な社会目標を推進するための戦略的行動をとることを約束する世界中の企業や組織のコンソーシアムである。
ESGブックによると、新しいリスク・スコアは10,000社以上の企業をカバーし、200以上の指標によって各企業のUNGC原則へのエクスポージャーに関する包括的な分析を提供する。このツールは、各企業のスコアから生データやソース文書にドリルダウンできるほか、時系列リスク分析のためのポイントインタイム履歴も備えている。
ESGブックは、本ツールはSASBのマテリアリティ・フレームワークにヒントを得た企業のサステナビリティ・パフォーマンスの評価である、最近発表したESGパフォーマンス・スコアと併用するために開発されたと付け加えた。
リスク・スコアの発表と同時に、ESGブックは国連グローバル・コンパクトの原則に関連したデータに基づく調査結果も発表した。欧州企業は全体的にリスク・エクスポージャーが低いが、アジア企業は特に腐敗防止に関してより大きなリスクに直面している。
【参照ページ】
North American companies at greatest risk of violating UN environmental standards, new research find