5月17日、サステナブル・インフラストラクチャー企業であるGenerate Capitalは、グリーン水素開発スタートアップAmbient Fuelsへの投資を発表し、グリーン水素インフラへの資金提供のために最大2億5,000万ドル(約346億円)を約束することを含む契約を締結した。
水素は、クリーンなエネルギーの未来への移行において重要な構成要素のひとつと考えられている。特に、金属製造や大型輸送など、風力や太陽光などの再生可能エネルギーによる解決策が現実的ではない、排出量削減が困難な分野での利用が期待されている。
年間約9,000万トンの水素が生産されているが、その大部分は化石燃料を使用して抽出されており、汚染物質やGHGの排出を生み出している。他の材料から水素を取り出すプロセスの電源に再生可能エネルギーを使用するグリーン水素のような、クリーンな水素製造能力の開発には、インフラ、電解、輸送などの分野で大規模な投資が必要となる。
2021年に設立されたニューヨークのAmbient Fuelsは、重工業や輸送の脱炭素化を支援することを目的としたグリーン水素プロジェクトに、プロジェクトの開発・設計から融資・建設までのサービスを提供するカスタムエンジニアリングソリューションを提供している。Ambient Fuelsは、今回の資金調達により、急成長するプロジェクトのパイプラインをサポートすると述べている。
【参照ページ】
(原文)Generate Capital partners with Ambient Fuels to scale green hydrogen projects and accelerate the decarbonization of hard-to-abate industrial sectors
(日本語訳)ジェネレート・キャピタル、アンビエント・フューエルズと提携し、グリーン水素プロジェクトを拡大し、脱炭素化が困難な産業分野の脱炭素化を加速させる