Aira、ヒートポンプ導入でBNPパリバから2億ユーロの融資

6月4日、クリーンエネルギー技術の新興企業Airaは、ドイツ全土の家庭へのヒートポンプ設置を促進する目的で、BNPパリバから2億ユーロ(約339億円)の債務コミットメントを獲得したと発表した。

スウェーデンのストックホルムを拠点とするAiraは、2022年にインパクト・カンパニー・ビルダーであるバルガスによって設立され、高効率ヒートポンプを含む住宅暖房の電化促進を目的としたクリーンエネルギー技術ソリューションを提供している。

ヒートポンプは、温室効果ガスの排出が少なく、化石燃料への依存を減らすことができるため、炉やエアコンに代わるエネルギー効率が高く、気候変動に優しい主要な代替手段として急速に台頭している。Airaによると、ガスボイラーからクリーンエネルギー・ソリューションを備えた空気熱源ヒートポンプに切り替えることで、家庭の暖房費を最大40%削減し、CO2排出量を75%削減することができる。

【参照ページ】
(原文)Aira secures €200m in debt commitments from BNP Paribas for first heat pump securitisation
(日本語参考訳)Aira、初のヒートポンプ証券化でBNPパリバから2億ユーロの債務コミットメントを獲得

関連記事

“CSAのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-2-7

    EUタクソノミーの簡素化を提言――企業の報告負担削減へ

    2月5日、EUのサステナブルファイナンスに関するプラットフォーム(Platform on Sust…
  2. 2025-2-6

    Schroders、FCAの持続可能性開示要件(SDR)全4種のラベルを採用へ

    1月27日、Schrodersは、英国金融行動監視機構(FCA)のサステナビリティ情報開示要件(S…
  3. 2025-2-5

    テキサス州検事総長ら、米国主要金融機関に対しESGの取り組みについて警告を発表

    1月23日、テキサス州の検事総長であるKen Paxton氏と10州の検事総長は、BlackRoc…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る