11月15日、プライベート・マーケットESGに特化したデータ・ソリューション・プロバイダーであるNovataは、欧州の規制要件に対する報告を簡素化することを目的とした、プラットフォームのSFDR機能の拡充を発表した。
EUの持続可能な金融情報開示規制(SFDR)は、金融市場参加者に対し、サステナビリティリスクの統合やサステナビリティに関する透明性、金融商品のサステナビリティ関連情報の提供に関する規則を定めている。
規制の主要な要件のひとつであり、資産運用会社にとって最も困難であることの1つは、投資決定が社会・従業員問題、人権尊重、腐敗防止、贈収賄防止といった広範なサステナビリティ要因に与える主な悪影響(PAI)の報告である。
Novataは、S&Pグローバル、フォード財団、資産運用会社ハミルトン・レーン、投資会社オミダイヤー・ネットワークを含むコンソーシアムによって2021年に設立された公益法人で、複数の大手プライベート・エクイティ・ファームや年金基金が支援・助言している。
プラットフォームの機能拡張に伴い、NovataのSFDRソリューションには、SFDRの要件に沿ったデータ収集、ファンドおよび事業体レベルでのPAI指標の計算・集計・報告を可能にするPAI自動化ツール、SFDRの整合性、サポート、洞察力を高めるための専門家ガイダンス、必要な指標、規制の最新情報、SFDR報告プロセスの報告ベストプラクティスに関する教育リソースが含まれるようになった。
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(参考記事)Novata Expands Core Capabilities to Address SFDR Reporting for Private Markets