4月17日、米エネルギー省はインフレ抑制法の「クリーンカー減税」対象となる車種リストを発表した。
本減税の利用は、車両の希望小売価格、最終組立場所、バッテリー部品や重要鉱物の調達、修正調整総所得(AGI)を含むいくつかの要因によって決まる。
本リストは、2022年12月31日から4月17日以前に購入した車種と、4月18日以降に購入した車種の2つで構成されている。4月17日以前の対象リストでは、日産自動車「リーフ」、フォルクスワーゲン「ID.4」シリーズ、ボルボ「S60」シリーズ、アウディ「Q5 TFSI e Quattro」、BMW「330e」「X5 xDrive45e」が含まれている。一方、重要鉱物要件が加わる4月18日以降の対象リストでは、日産自動車「リーフ」、フォルクスワーゲン「ID.4」シリーズ、ボルボ「S60」シリーズ、アウディ「Q5 TFSI e Quattro」、BMW「330e」「X5 xDrive45e」のいずれも対象から外れている。日本メーカーの車種はゼロとなった。
2023年以前に購入された適格車両は、最大7,500ドル(約100万円)、2023年以降に購入された中古車は、最大4,000ドル(約50万円)の税額控除を受けることができる。州および地域の税制優遇措置も適用される場合がある。
7,500米ドル(約100万円)減税の対象車には、クライスラー、キャデラック、シボレーの各車種が含まれる。電池部品要件を満たさず半額の3,750ドル(約50万円)減税の対象車には、フォード、ジープ、リンカーンの各車種が含まれる。テスラについては、「Tesla Model 3 Standard Range RWD」のみが3,750ドル(約50万円)、その他の車種が満額の7,500ドル(約100万円)の減税となる。
【参照ページ】
Federal Tax Credits for Plug-in Electric and Fuel Cell Electric Vehicles Purchased in 2023 or After
Federal Tax Credits for Pre-owned Plug-in Electric and Fuel Cell Vehicles