ホーメル・フーズ、バリューチェーンの排出量削減に向けた新目標を発表

ホーメル・フーズ、バリューチェーンの排出量削減に取り組む

10月4日、世界的なブランド食品会社であるホーメル・フーズは、2019年を基準年として、2030年までに温室効果ガス(GHG)排出量を事業所から50%、サプライチェーンから27.5%削減するという目標を含む、一連の新たな気候変動目標を発表した。

同社は、温室効果ガス削減目標が科学的根拠に基づく目標イニシアティブ(SBTi)によって検証されたと述べ、目標は平均気温上昇を1.5℃に抑えるというパリ協定の野心に沿ったものであると付け加えた。

食品・飲料部門の排出量は、世界の温室効果ガス排出量の約3分の1を占め、その大部分は、企業の事業活動からの「直接」排出ではなく、食品・飲料企業のサプライチェーンからの排出であるため、対策が最も困難なもののひとつである。

ホーメルはさらに、2022年に9億3,600万kWhを超える電力購入契約を通じて、国内の再生可能エネルギーによる電力調達を10%未満から昨年は100%に増やすなど、排出量削減のための取り組みを詳述した。

【参照ページ】
(原文)Hormel Foods Commits to Reducing Greenhouse Gas Emissions 50% by 2030
(日本語参考訳)ホーメル・フーズ、バリューチェーンの排出量削減に取り組む

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-6

    CDPとTNFD、2025年質問票の対応マッピングを公開

    10月22日、CDPとTNFDは、CDP 2025年版企業質問票とTNFD開示推奨項目・指標との対…
  2. 2025-11-6

    ISSB、国際的なサステナビリティ開示の「グローバル・パスポート」構想を発表

    10月30日、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、ロンドンで開催された「IFRSサステナ…
  3. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-5

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    ※2025年11月4日公開済みの記事にTNFDが発行した「Nature in transition…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る