フォード、英国のガソリン車禁止を延期する計画に反発

9月20日、自動車大手のフォードは、英国のリシ・スナク首相が化石燃料を使用した自動車の販売禁止を遅らせる計画を発表したことに対して厳しい反応を示し、この動きは産業変革への投資を可能にするために必要な政府の一貫性を損なうものだと主張した。

ボリス・ジョンソン前首相の下、英国政府は2021年、一連の「グリーン産業革命」公約と投資の一環として、2030年までにガソリン車とディーゼル車、バンの新車販売を終了すると発表した。本公約には、クリーンで再生可能なエネルギーの生産を拡大し、住宅やその他の建物の二酸化炭素排出量を削減し、二酸化炭素回収能力を高め、気候変動解決技術の開発を支援する措置も含まれていた。

しかし、スナク首相は、「働く人々の負担を軽減する」ために、英国の気候変動対策のいくつかを延期または廃止すると発表した。その中には、ガソリン車とディーゼル車の販売禁止を5年延期して2035年にすること、石油やガスボイラーからヒートポンプに移行するための規則を延期・緩和すること、家庭のエネルギー効率要件を撤廃すること、さらに航空機の利用や食肉の消費を減らすインセンティブを与える動きを終了することなどが含まれる。

フォードUK会長のリサ・ブランキンは、自動車業界は2030年の期限を守るために投資を行ってきたと述べ、同社はすでに英国内の開発・製造施設に4億3,000万ポンド(約780億円)を投資しており、「2030年のタイムフレームに向けてさらなる資金を計画している」と指摘した。

また、持続可能な投資グループは、政策の不確実性が、気候変動移行を推進する資本フローを英国に呼び込む能力に潜在的な影響を与える可能性があると警告した。

【参照ページ】
(原文)Sunak delays UK petrol car ban, seeking voter support on climate
(日本語参考訳)フォード、英国のガソリン車禁止を延期する計画に反発

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