国際基準「ISSA 5000」がサステナビリティ情報の信頼性向上を目指す

11月12日、IAASB(国際監査・保証基準審議会)は、サステナビリティ保証のための新たな国際基準「International Standard on Sustainability Assurance 5000」(ISSA 5000)を公表した。この基準は、サステナビリティに関する財務および非財務情報の信頼性と透明性を向上させることを目的とする。

ISSA 5000は、任意のサステナビリティトピックに対応する包括的な独立基準として設計されている。さまざまなフレームワークの下で作成されたサステナビリティ情報を対象とし、職業に関わらず専門職以外の保証実務家にも適用可能であることが特徴だ。

この基準は、投資家、規制当局、その他のステークホルダーがサステナビリティ情報に対する信頼を高めることを目指し、保証業務の透明性と一貫性を確保する重要な役割を果たすと期待されている。

【参照ページ】
(原文)International Standard on Sustainability Assurance 5000, General Requirements for Sustainability Assurance Engagements
(日本語参考訳)持続可能性保証に関する国際規格 5000、持続可能性保証業務に関する一般要求事項


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