英国、ホライゾン・ヨーロッパとコペルニクスへの参加で欧州委員会と合意

9月7日、欧州委員会と英国は、EUの研究・技術革新プログラム「ホライゾン・ヨーロッパ」と、EUの世界最先端の地球観測プログラム「コペルニクス」への英国の参加について政治的合意に達した。

本合意により、2024年1月1日以降、英国の研究者や組織はEU加盟国の研究者と同等にホライゾン・ヨーロッパに参加できるようになり、同プログラムの資金を利用できるようになる。これにより、気候、エネルギー、モビリティ、デジタル、産業・宇宙、健康などの分野における世界的な課題に取り組む研究者やイノベーターの世界的なネットワークの一員となる機会が強化される。

コペルニクスとの提携は、地球を監視し、そのサービスにアクセスするための最先端の能力を備えた宇宙プログラムへの英国の貢献を可能にする。EU宇宙計画の1つである「EU Space Surveillance and Tracking」のサービスも利用できるようになる。

本合意は、英EU通商協力協定に完全に沿ったものである。英国は欧州委員会に対し、年平均約26億ユーロ(4,100億円)を拠出することになると推定される。

【参照ページ】
(原文)EU-UK relations: Commission and UK reach political agreement on UK participation in Horizon Europe and Copernicus
(日本語参考訳)英国、ホライゾン・ヨーロッパとコペルニクスへの参加で欧州委員会と合意

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る