Colgate-Palmolive、再生可能エネルギー契約により米国内の電力需要を100%カバー

Colgate-Palmolive、再生可能エネルギー契約により米国内の電力需要を100%カバー

9月15日、Colgate-Palmoliveは、テキサス州ウェーコ郊外に計画されている太陽光発電所の開発業者と20年間の仮想売電契約(VPPA)を締結したと発表した。本発電所は、Colgate-Palmoliveが米国で必要とする電力需要の100%に相当する電力を生産する予定である。

計画されている209メガワットのマーカム太陽光発電所は、コロラド州を拠点とする再生可能エネルギー開発・所有・運営会社であり、ブルックフィールド・アセット・マネジメントのポートフォリオ会社であるスカウト・クリーン・エナジーのプロジェクトである。この本発電所は、ERCOTの送電網に約3万2200世帯分の電力を供給するのに十分なクリーンエネルギーを発電することが期待されている。Scoutは、2023年秋までに太陽光発電所の建設を開始し、2024年末までに完成させる予定だ。

VPPAを通じて、Colgateはクリーン・エネルギー・クレジットを獲得し、2040年までにネット・ゼロを達成するという二酸化炭素排出量の目標に近づくことになる。Colgateは、2022年のクライメート・ウィーク・ニューヨークで、耐久消費財・家庭用品・パーソナルプロダクツ部門の大手多国籍企業として初めて、ネット・ゼロ・カーボン目標が科学的根拠に基づく目標イニシアティブ(SBTi)によって承認されたことを発表した。

2025年サステナビリティ・社会的影響戦略の一環として、コルゲートは2022年にトルコ、南アフリ カ、アルゼンチン、ブラジルの施設に新たに4つのオンサイト・ソーラー設置を完了した。これにより、オンサイト・ソーラーを設置するColgateの拠点は合計17カ所となった。2022年12月31日現在、Colgateの全世界の電力消費の約52%は再生可能エネルギーから供給されている。

【参照ページ】
Colgate-Palmolive Continues to Accelerate Action Towards Goal of Net Zero Carbon Emissions

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る