トルコ航空、旅行で排出されるガスを相殺するプログラムを開始

トルコ航空、乗客が旅行で排出されるガスを相殺するプログラムを開始

8月2日、トルコ航空は、荒牧を通じて乗客の旅行による排出量を相殺できる新しいプログラム「Co2mission」を開始すると発表した。また、同社は本プログラムを通じて、従業員の出張に伴う排出量の相殺も行う予定だ。

新プログラムでは、乗客は、再生可能エネルギー、エネルギー効率、植林関連などのカーボンオフセットプログラムのポートフォリオからプロジェクトを選択し、同社のウェブサイト上で選択したプロジェクトに参加できる。乗客は、選択したプロジェクトのポートフォリオに選択した金額で貢献し、国連公認の排出削減証明書を購入する。寄付金は、Verified Carbon StandardとGold Standardに認定されたプロジェクトの支援に使用される。

航空会社によると、これらのプロジェクトは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のうち9項目にも貢献する。THY Co2missionプラットフォームは、国際民間航空機関(ICAO)の方法論(路線の長さ、航空機の種類、燃料消費量などの要因を考慮)を用いて、適切なカーボンオフセット量を算出することができる。本プラットフォームは、トルコ航空のウェブサイトから航空券を購入する際、またはCo2missionのウェブサイトから直接アクセスできる。

【参照ページ】
(原文)Turkish Airlines makes a difference with the Co2mission Project
(日本語訳)トルコ航空、「Co2missionプロジェクト」で変化をもたらす

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る