Blackstone、再生可能エネルギー開発企業 Invenergy への約3,500億円の出資を発表

Blackstone、再生可能エネルギー開発企業 Invenergy への約3,500億円の出資を発表

Blackstone は、民間の再生可能エネルギー企業である Invenergy Renewables Holdings LLC に約30億ドル(約3,500億円)を投資する契約を発表した。

シカゴに拠点を置く Invenergy Renewables は、北米最大の民間再生可能エネルギー企業。同社は、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジアにおいて、大規模な持続可能エネルギーの発電・貯蔵施設を開発・所有・運営している。Invenergy Renewables 社は、風力・太陽光発電施設に加え、送電や先進的なエネルギー貯蔵プロジェクトなど、運転中、建設中、契約中のプロジェクトを 25,000MW 以上開発している。

今回の出資により、機関投資家の Caisse de depôt et placement du Québec (CDPQ) と Invenergy の経営陣は過半数の株式を保有することになる。CDPQは、2014年にInvenergy社に初期投資を行い、2020年12月に発表した10億ドルの投資を含め、ここ数年で出資比率を高めている。

両社によると、今回の投資は、Invenergy社の自然エネルギー開発活動を加速させるための資本となる。

今回の取引は、Blackstoneがクリーンエネルギーやエネルギー転換に焦点を当てた投資を行う中で最新のものとなる。最近ではユーティリティスケールの太陽光技術メーカーArray Technologiesへの5億ドルの出資や、インフラ製品・ソリューション企業 Sabre Industries の買収などがある。全体として、Blackstoneは2019年以降、幅広いエネルギー移行に沿った投資に130億ドル近くを投じていると述べている。

【参照ページ】
(原文)Invenergy Announces Approximately $3 Billion Investment from Blackstone Infrastructure Partners to Accelerate Renewable Development Activities
(日本語訳)Blackstone、再生可能エネルギー開発企業 Invenergy への約3,500億円の出資を発表

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