トランテクノロジーズの輸送・冷蔵部門、新冷媒への移行により65万トンのCO2排出量削減を実現

トランテクノロジーズの輸送・冷蔵部門、新冷媒への移行により65万トンのCO2排出量削減を実現

1月10日、HVACおよびクライメートコントロールソリューション企業であるトランテクノロジーズ社の輸送・冷蔵部門であるサーモキング社は、トラックおよびトレーラー製品の冷媒を地球温暖化係数(GWP)の低いものに変更することを発表した。

トランによると、この移行は業界初の試みであり、顧客は年間65万トンのCO2eを回避することができ、これは車両の冷媒による二酸化炭素排出量の約50%に相当する。

今回の発表は、11月に導入した直接炭素排出量ゼロのトレーラー冷凍システム、2021年8月にトランが発表したサーモキングが1億ドル以上を投じて2023年までにコールドチェーンのすべてのセグメントで完全電動化製品を提供することに続く、排出量削減に焦点を当てた一連の動きの最新版だ。トランは、2030年までに顧客の温室効果ガス排出量を10億トン削減することを公約しており、2021年3月には、製品の炭素排出量を2030年までに半減させることを発表している。

またトランは、サーモキングの次世代プレシード・トレーラー・ポートフォリオは今月中に低GWP冷媒に移行し、トラック製品は2022年半ばに新冷媒を標準搭載すると述べている。

【参照ページ】
(原文)Trane Technologies’ Thermo King to Reduce Global Warming Potential of Transport Refrigeration by Nearly Fifty Percent
(日本語訳)トラン社の輸送・冷蔵部門、新冷媒への移行により65万トンのCO2排出量削減を実現

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  3. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る