シリコンバレー銀行、約5,800億円のサステナブル・ファイナンスへの取り組みを発表

シリコンバレー銀行、約5,800億円のサステナブル・ファイナンスへの取り組みを発表

シリコンバレー銀行(SVB)は、2027年までに持続可能性への取り組みを支援するため、少なくとも50億ドル(約5,800億円)の融資、投資、その他の金融を提供することを誓う新たなサステナブル・ファイナンス・コミットメントを発表した。

SVBによると、今回のサステナブル・ファイナンス・イニシアチブは、エネルギーおよびインフラ産業の脱炭素化に取り組む企業を支援し、いくつかの関連分野において持続可能なネット・ゼロ・エミッション経済への移行を早めることを目的としている。

また、SVBは2025年までにカーボンニュートラルな事業運営を実現するという目標も発表した。

今回の50億ドルのコミットメントに基づく取引には、エネルギーおよびインフラ部門における脱炭素化と気候変動への対応力強化を目的としたプロジェクト・ファイナンス、気候変動対策技術を開発・展開する企業への融資、気候変動対策技術や持続可能なソリューションを提供する企業への直接投資などが含まれる。対象となるソリューションは、循環型経済、エネルギー効率と需要管理、グリーンビルディング、再生可能エネルギー、持続可能な農業、水技術など多岐にわたる。

さらにSVBは、今後、プラットフォームを拡張し、Tax Equity Investing、適格なアフォーダブルハウジング、投資銀行・アドバイザリーサービスなどの分野で、さらに多くの顧客や気候変動対策プロジェクトにサービスを提供していく予定であると述べている。

【参照ページ】
(原文)Silicon Valley Bank Commits to $5 Billion in Sustainable Finance and Carbon Neutral Operations to Support a Healthier Planet
(日本語訳)シリコンバレー銀行、約5,800億円のサステイナブル・ファイナンスへの取り組みを発表

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGデータで未来を創る:シェルパ主催CSuOラウンドテーブル開催レポート

    2024-12-13

    ESGデータで未来を創る:シェルパ主催CSuOラウンドテーブル開催レポート

    ESG Journal Japanを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社は、202…
  2. 2024-12-11

    ユニリーバがNufarmとサステナブルなオイルの生産を加速

    11月26日、ユニリーバはオーストラリアの化学メーカーであるNufarmとのパートナーシップを発表…
  3. SSBJ基準案へのFAQ解説:サステナビリティ開示準備ガイド

    2024-12-10

    SSBJ基準案へのFAQ解説:サステナビリティ開示準備ガイド

    SSBJが新基準案を発表し(2024年3月)、企業のサステナビリティに関連する情報開示の制度化が進…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る