Unilever、NGOの圧力により食品の健康・栄養に関する実績の開示にコミット

 

3月7日、Unileverは政府が推奨する6種類の栄養プロファイルモデル(NPM)と独自の最高栄養基準(HNS)に対する製品ポートフォリオのパフォーマンスを公に報告することを発表した。これはグローバル食品企業として初めての取り組み。

本発表は、責任投資NGOであるShareActionが主導する投資家キャンペーンによって生まれた。今年1月、ShareActionはUnileverに対する株主決議の提出を発表し、同社に対して政府が推奨する栄養プロファイリング・モデルに沿った健康製品に関連する売上割合の開示と、健康製品割合の大幅増を実現する2030年目標の設定及び毎年の進捗状況の発表を要請した。

同社は世界および主要な戦略的市場について、製品の数量と売上高の両方で報告し、年ベースでの評価の公表を約束している。

【参照ページ】
(原文)Unilever to set new benchmark for Healthy Nutrition
(日本語訳)Unilever、株主キャンペーンを受け、食品の健康・栄養に関する実績の開示を約束

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