米オルタナティブ投資マネージャーAres、ソフトバンクの気候変動インフラプラットフォームへ690億円の投資を実行

 

3月7日、クレジット・プライベートエクイティ・不動産市場で活動するアメリカのグローバルオルタナティブ投資マネージャーAres Management Corporationのインフラストラクチャー・ファンドは、 SB Energyに対する最大6億ドル(約692億円)の戦略的株式投資の実行と発表した。

Aresが運用するファンドが資金調達の大部分をコミットし、残りは共同投資家から調達する。本投資により、テクノロジーと気候インフラの主要投資家2社が協力し、イノベーションとクリーンエネルギーの大規模な展開を推進する。

SBエナジーは、2025年末までに稼働中または建設中の10ギガワット(GW)の再生可能エネルギーおよびストレージプロジェクトの提供を目指すと表明している。

Aresは2015年以降、気候インフラに20億ドル(約2,308億円)以上を投資している。12月には、設立当初のAres Climate Infrastructure Partners Fund(ACIP)の最終クローズによる14億ドル(約1,615億円)と、関連取引ビークルによる8億ドル(約923億円)を含む22億ドル(約2,538億円)の気候インフラ専用資本の調達を発表した。

【参照ページ】
(参考記事)SB Energy, SoftBank Group’s U.S. Renewables Platform, Announces Strategic Equity Investment From Ares Management

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-6

    CDPとTNFD、2025年質問票の対応マッピングを公開

    10月22日、CDPとTNFDは、CDP 2025年版企業質問票とTNFD開示推奨項目・指標との対…
  2. 2025-11-6

    ISSB、国際的なサステナビリティ開示の「グローバル・パスポート」構想を発表

    10月30日、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、ロンドンで開催された「IFRSサステナ…
  3. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-5

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    ※2025年11月4日公開済みの記事にTNFDが発行した「Nature in transition…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る