スターバックス、100%リユースカップの店舗をシアトルに試験的に開設

 

3月4日、スターバックスは、シアトルオフィス内にあるSODO 8 Starbucks caféで、すべての飲み物を再利用可能なカップのみで提供するプログラムの開始を発表した。

スターバックスは昨年、シアトル地域の複数のテスト店舗で「Borrow-a-Cup」活動を開始した。本プログラムでは、再利用可能なカップで飲料を注文し、1ドルのデポジットを支払う。その後、参加店舗の返却キオスクでカップをスキャンして返却し、Starbucksアプリをスキャンして Starbucksリワードのアカウントに1ドルのクレジットを受け取ることができる。返却されたカップはその後、専門家による洗浄と消毒が行われ、48時間以内に流通に戻される。

Sスターバックスは、SODO 8のプログラムはあくまでテストであり、カップの返却の早さや、カップで飲むことを楽しんでいるかなど、顧客の習慣や意見を学ぶことができると述べている。Borrow-a-Cupは初期段階であり、現在、世界中の同社の店舗でテストが行われている。

本プログラムは、使い捨てカップの廃棄を減らすためのコミットメントの一環である。同社は2020年に、資源ポジティブを目指すことを含む一連のサステナビリティ目標を発表し、2030年までに店舗と製造から埋立地に送られる廃棄物を50%削減する目標を掲げている。

【参照ページ】
(原文)Starbucks Launches Innovative 100% Reusable Cup Program Inside Seattle HQ
(日本語訳)Starbucks、100%リユースカップの店舗を試験的に開設

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る