4月17日、スターバックスは、アジア太平洋地域、ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)の2つの地域に、同社独自のグリーンビルディング認証「Greener Stores」を導入したと発表した。同認証を取得した店舗は、20の市場で3,500店舗に拡大した。
中南米とカリブ海地域に建設されるすべての新店舗は、2023年末以降、Greener Storesのフレームワークの下で建設される予定である。
Greener Storesは、スターバックスと世界自然保護基金が共同開発したもので、環境影響分野にわたる25のパフォーマンスベースの基準が含まれている。これらの分野には、エネルギー効率、水管理、廃棄物転換が含まれる。特徴として、ソーラーパネル、水リサイクルタンク、高効率家電、低排出塗料やシーリング材、リサイクルタンパー、エネルギー効率の良い空調温度システムなどが挙げられる。
従業員による日々の実践も、「Greener Stores」認定の要因のひとつである。スターバックスでは廃棄物・リサイクルアプリを提供しており、同アプリは、リサイクル、コンポスト、生鮮食品の寄付の方法を従業員に案内している。
本取組により、米国では、30%の節水と30%のエネルギー削減を含む、年間約6000万ドルの運営コストの削減を実現した。また、2030年までに二酸化炭素排出量、水使用量、埋立廃棄物を50%削減するという目標も達成されている。
【参照ページ】
(原文)Starbucks verifies 3,500 Greener Stores globally
(日本語参考訳)スターバックス、全世界で3,500店舗の環境配慮型店舗を検証