8月30日、素材選別のスタートアップSortera Technologiesは、シリーズC資金調達ラウンドで3,050万ドル(約44億円)を調達したと発表した。本資金は同社の成長を支援し、初の本格的なアップサイクル施設を完全に商業化することを目的としている。
2020年に設立されたインディアナ州を拠点とするSorteraは、使用済み製品から回収した金属の再利用を可能にする。同社のソリューションは、産業用金属スクラップのリサイクルに人工知能、画像/データ分析、高度なセンサーを活用し、既存のスクラップの流れから高純度のリサイクル・アップサイクル金属原料を生成する高度な産業規模の選別方法を提供する。
インディアナ州マークルにあるSortera初の本格的施設は、今年中に本格稼動する予定で、年間2億2,000万ポンドの混合金属を選別する。同社によれば、混合金属を異なる合金の流れに分別することで、製造業におけるリサイクル材料の使用を促進し、金属生産コストを削減し、地元メーカーへの金属供給を強化し、バージン金属による汚染と温室効果ガスの排出を抑制する。
今回の資金調達ラウンドはRAキャピタル・マネジメント-プラネタリーヘルスが主導し、T. Rowe Price、三菱商事鉱物資源グループ、マッコーリーGIGエナジートランジションソリューションズが参加した。
【参照ページ】
(原文)Sortera Technologies Closes $30.5 Million in New Funding to Fully Commercialize Its State-of-the-Art Upcycling Facility
(日本語参考訳)AIベースの金属リサイクル・スタートアップSortera、約44億円を調達