7月3日、農業用太陽光発電(Agri-PV)を手掛けるSun’Agriと、再生可能エネルギー企業であるRWEは、農業の利益とグリーン電力生産を組み合わせた新しいプロジェクトを通じて、フランスにおけるAgri-PVの開発を加速させる戦略的パートナーシップを締結した。特に本パートナーシップは、果物、野菜、ワインの栽培のための統合ソリューションの実施を運営面でサポートする。
Agri-PVは、農作物の上に、農業機械が通れる高さに設置された移動式ソーラーパネルによって、気候変動の影響から農作物を守る。これらのソーラーパネルは、特注設計のアルゴリズムによってリアルタイムで制御され、植物が必要とする日照や日陰に応じて傾き、霜や雹、炎天下などの異常気象による損失を抑える。
15年にわたる農業研究の結果、Sun’Agriの特許技術はすでにフランスの20以上の農場で、多くの果物、野菜、ブドウ品種に導入され、農家を直接サポートしている。その他のプロジェクトも現在、国際的に展開されている。
RWEは欧米で第4位の陸上風力・太陽光発電事業者である。RWEは、Agri-PVに特化したインテリジェント・ソリューションの展開により、エネルギー転換を支える太陽エネルギーにおける意欲を再確認している。
【参照ページ】
(原文)Sun’Agri and RWE join forces to accelerate development of agricultural photovoltaics in France
(日本語参考訳)Sun’AgriとRWE、フランスで農業用太陽光発電の開発を加速