Clarity AIとGIST Impact、投資家向け生物多様性影響評価・報告ソリューションの提供を開始

5月9日、サステナビリティ・テクノロジー・プラットフォームのClarity AIは、インパクト・データおよび分析プロバイダーのGIST Impactと新たに提携し、投資家向けの生物多様性インパクト評価製品を開発することを発表した。

両社によると、生物多様性をテーマにしたファンドが2023年に10億ドル(約1,400億円)近い資産規模に急成長し、金融セクターにおける生物多様性リスク管理の重要性に対する認識が高まる中、今回の協業が実現したとのこと。

開発されたソリューションは、生物多様性に悪影響を与える企業へのエクスポージャーを測定し、サイズ化することを可能にすることで、顧客の投資決定を支援する。また、Clarity AIのカバレッジと製品エコシステム、GIST Impactの生物多様性とインパクトの指標に関する専門知識を組み合わせることで、Sustainable Finance Disclosure Regulation(SFDR)やTaskforce on Nature-related Financial Disclosures(TNFD)など、投資家に影響を与えうる最新の規制要件も考慮される予定。

【参照ページ】
(原文)Clarity AI and GIST Impact Team Up to Launch Market-Leading Biodiversity Assessment and Reporting Capabilities
(日本語訳)Clarity AIとGIST Impactが提携し、市場をリードする生物多様性の評価およびレポート機能を開始

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    2025-7-7

    GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    GRI(Global Reporting Initiative:グローバル・レポーティング・イニシ…
  2. 2025-7-7

    ノルウェー政府、2035年に温室効果ガス70〜75%削減目標を提出

    6月26日、ノルウェー政府は、パリ協定の下で2035年に向けた新たな国が決定する貢献(NDC)を国…
  3. 2025-7-7

    ネスレのカカオ農家支援、所得向上に成果―悪天候下でも収量増、対象5万世帯へ拡大

    6月25日、食品大手ネスレは、西アフリカで展開するカカオ農家の所得向上支援プログラムが、参加世帯の…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る