Clarity AIとGIST Impact、投資家向け生物多様性影響評価・報告ソリューションの提供を開始

5月9日、サステナビリティ・テクノロジー・プラットフォームのClarity AIは、インパクト・データおよび分析プロバイダーのGIST Impactと新たに提携し、投資家向けの生物多様性インパクト評価製品を開発することを発表した。

両社によると、生物多様性をテーマにしたファンドが2023年に10億ドル(約1,400億円)近い資産規模に急成長し、金融セクターにおける生物多様性リスク管理の重要性に対する認識が高まる中、今回の協業が実現したとのこと。

開発されたソリューションは、生物多様性に悪影響を与える企業へのエクスポージャーを測定し、サイズ化することを可能にすることで、顧客の投資決定を支援する。また、Clarity AIのカバレッジと製品エコシステム、GIST Impactの生物多様性とインパクトの指標に関する専門知識を組み合わせることで、Sustainable Finance Disclosure Regulation(SFDR)やTaskforce on Nature-related Financial Disclosures(TNFD)など、投資家に影響を与えうる最新の規制要件も考慮される予定。

【参照ページ】
(原文)Clarity AI and GIST Impact Team Up to Launch Market-Leading Biodiversity Assessment and Reporting Capabilities
(日本語訳)Clarity AIとGIST Impactが提携し、市場をリードする生物多様性の評価およびレポート機能を開始

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る