JOLT、超高速EV充電ネットワーク構築のため約200億円を調達

5月9日、Eモビリティ企業のJOLT Energyは、インフラ資本プロバイダーのInfraRed Capital Partnersから1億5,000万ユーロ(約200億円)の投資を受け、北米と欧州の都市部における超高速充電インフラをさらに発展させるための資金調達を行うことを発表した。

2018年に設立されたダブリンとミュンヘンを拠点とするチャージポイント・オペレーター(CPO)のJOLT Energyは、統合バッテリーストレージを備えたアクセス可能な充電ステーションを通じて、欧州および北米のEVドライバーに超高速充電(10分で最大200km)を提供している。JOLTは、一般的に十分なEV充電設備がない都市部でのインフラ整備に注力している。

すでにe-モビリティの成長と普及、都市の騒音や大気汚染の軽減に貢献しているJOLTの充電ステーションは、主にスーパーマーケットやサービスステーションなど、EVの利用が多い場所に設置されている。同社によると、本資金調達は、JOLTの充電ネットワークの拡大という目的をサポートし、気候危機への取り組みに大きく貢献するものである。

【参照ページ】
(原文)JOLT ENERGY RECEIVES €150 MILLION INVESTMENT FROM INFRARED TO START BUILDING URBAN ULTRA-FAST CHARGING NETWORK
(日本語訳)JOLT、超高速EV充電ネットワーク構築のため1億5,000万ユーロを調達

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  2. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…
  3. 2025-9-10

    AI対応液冷データセンター共同開発、テキサスでENGIEとプロメテウス

    9月2日、ENGIEノースアメリカは、サステナビリティ志向のハイパースケールデータセンター開発企業…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る