サステナブル・インフラ投資家Actis、約680億円の日本向け再エネ・プラットフォームを立ち上げ

5月9日、サステナブル・インフラ投資家であるActisは、2027年までに110万kWの陸上風力発電と太陽光発電を実現することを目標に、5億ドル(約680億円)を投じて日本に特化した新しい自然エネルギープラットフォーム「Nozomi Energy」を立ち上げることを発表した。

本プラットフォームの立ち上げは、Nozomiの最初の投資として、再生可能エネルギー開発会社Infrastrutture S.p.A.から、230MWの稼働中および開発段階の太陽光・陸上風力発電プロジェクトと重要な初期段階のパイプラインを含むHergo Japan Energyの100%を取得することと同時に発表された。

本プラットフォームは、日本が再生可能エネルギー容量を急速に拡大しようとしている中で生まれたもの。2021年7月、政府はエネルギー戦略の詳細を明らかにし、2030年までに再生可能エネルギーの割合を20%未満から約倍の36%~38%にする計画を盛り込んだ。日本は2050年までにネット・ゼロエミッションを達成することを約束、2030年までに温室効果ガス排出量を46%削減することを2030年中間目標としている。

Actisは、2022年3月に日本オフィスを設立し、アジアへの大幅な拡大を発表した。

【参照ページ】
(原文)Actis Launches $500m Renewables Business In Japan And Makes First Acquisition
(日本語訳)サステナブル・インフラ投資家Actis、5億ドルの日本向け再生可能エネルギー・プラットフォームを立ち上げ

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