11月15日、パナソニック ホールディングス株式会社(パナソニックHD)と海藻養殖のスタートアップである合同会社シーベジタブルは、海藻養殖を活用した生物多様性の保全や社会課題の解決に向けた共同実証契約を締結した。本契約は、パナソニックHDのロボット技術やIoT技術と、シーベジタブルの海藻養殖技術を融合させ、環境負荷の低減と食料供給の安定化を目指すものである。
実証実験では、シーベジタブルが保有する養殖施設での技術適用可能性や生産効率の向上を検討するとともに、養殖生産物を用いた従業員の受容性と行動変容の調査を行う。また、両社間の人材交流を通じて、生物多様性の保全意識や起業家マインドの向上を図る。役割分担として、パナソニックHDは技術の適用検討や従業員調査を実施し、シーベジタブルは実験場所や情報を提供する。実施期間は2024年11月15日から2025年11月14日までの1年間である。本取り組みは、企業によるネイチャーポジティブの実践例として、環境と社会課題への貢献を目指している。
【参照ページ】
(原文)パナソニックHDとシーベジタブル、海藻養殖を通じた社会課題の解決に向けた可能性を検討する共同実証契約を締結