サステナビリティ・ソフトウェア・プロバイダーのPulsora、約29億円を調達

サステナビリティ・ソフトウェア・プロバイダーのPulsora、約29億円を調達

9月12日、企業サステナビリティ管理ソフトウェア会社Pulsora(旧PulsESG)は、シリーズA資金調達ラウンドで2,000万ドル(約29億円)を調達したと発表した。本資金調達は、同社のグローバル展開と、企業がサステナビリティとESGイニシアティブを測定、報告、改善できるようにするプラットフォームの成長を支援するものである。

Pulsoraは、2021年にPulsESGとして立ち上げられ、内部データソースと外部システムを活用したSaaS(Software as a Service)プラットフォームを提供し、組織がESGパフォーマンスを定義、測定、報告し、ESGデータの品質とスケジュールに関する問題に対処するのを支援している。昨年、同社はWorkdayとアクセンチュア・ベンチャーズからの戦略的投資を発表した。

新たな資金調達により、同社は、炭素会計を含む機能で企業のサステナビリティ管理プラットフォームを強化し、企業が進化するサステナビリティ規制を先取りできるように支援し、北米、ヨーロッパ、中東、オーストラリア、アジアに拠点を拡大することを目指すと述べた。

シリーズA資金調達ラウンドは、気候変動に特化した投資会社Galvanize Climate Solutionsが主導し、Carica Sustainable Investments、Sabancı Climate Ventures、Aramco Ventures、JetBlue Venturesのほか、既存の投資家であるFINTOP Capital、Builders VC、SOMPO Holdingsが参加した。

【参照ページ】
Sustainability Management Platform Pulsora Raises $20 Million for Global Expansion

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る