bpとClean Planet Energy、難リサイクル性プラスチックの循環型ソリューション推進に向け契約

エネルギー大手bpとクリーンテクノロジー企業Clean Planet Energy、難リサイクル性プラスチックの循環型ソリューションで契約

5月9日、エネルギー大手bpは、クリーンテクノロジー、再生可能エネルギー、代替エネルギーを扱うClean Planet Energy(CPE)と、リサイクル困難なプラスチックの循環型ソリューションを推進するための新たな長期契約の締結を発表した。

CPEは現在、リサイクル困難な廃プラスチックを循環型石油化学原料や超低硫黄ディーゼル(ULSD)に転換するための施設(エコプラント)の開発を進めている。

bpは、CPEがイングランド北東部のティーサイドに建設中の最初の施設から生産物を受け取る。当施設は、リサイクル困難なプラスチックをナフサに変換し、循環型プラスチックバリューチェーンの原料として使用するものである。CPEのエコプラントは、従来のリサイクルセンターでは受け入れられず、埋め立てや焼却に回されることが多かったプラスチックの処理を可能にする。ティーサイドの施設では、年間20,000トンの廃プラスチックをナフサとULSDに処理することが期待されている。

CPEは、リサイクル困難なプラスチック廃棄を年間100万トン以上排除する目標を掲げている。CPEは現在、世界各地で12基のエコプラントを建設中で、そこから毎年25万トンの廃棄物を埋立地や自然環境から除去していく。両社によると、CPEはbp社にティースサイド以外の工場からも生産物を提供する予定である。

【参照ページ】
(原文)bp and Clean Planet Energy reach agreement to help advance the circular plastics economy
(日本語訳)エネルギー大手bpとクリーンテクノロジー企業Clean Planet Energy、難リサイクル性プラスチックの循環型ソリューションで契約

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る